高く売りたい!!
そう思うことは当然です!
ご所有の不動産が高く売れれば、様々な場面で選択の幅が広がります。
特別な事情がない限り、多くの方が高く売りたいと考えることでしょう。
しかし、「査定結果が高い会社を選択する」ことが「高く売りたい!」を実現してくれるわけではありません。
今回は、「高く売りたい!」を実現するために、知っておいていただきたいことを不動産仲介業者の目線からお答えします。
<目次>
まずは、査定書記載の2つの価格知っておきましょう
「査定が高い」業者と「普通の査定」業者とどっちがよい?
サテマチのすすめ
1.まずは、査定書記載の2つの価格を知っておきましょう
査定書にどのような価格が記載されているかご存知ですか?
「査定価格」「地域相場」「公示価格」「坪単価」「建物価格」「売出提案価格」etc...
業者にもよりますが、様々な価格の記載がなされています。
その上、他の「近隣成約事例」「近隣在庫(販売中の物件)」「査定の詳細」「販売の流れ」等々、多くの情報が存在しているかと思います。
全てを理解しそのうえで考える…となると、混乱を招くだけです!
今回の論点において、まず知っていただきたいのは2つだけ!
「査定価格」と「売出提案価格」です。
「査定価格」とは、不動産業者が不動産を近隣の成約事例や収入より見込まれる投資価値等を鑑みて客観的に評価したもので、3ヶ月程度での成約を見込んだ価格
「売出提案価格」とは、査定価格に売主様の希望や特別な事情などを考慮して、不動産業者が売主様にひとまず提案させていただく売出スタート時の価格
ざっくりと補足をすれば、
「査定価格」は、どこの不動産業者でもだいたい同じような価格になります。いうならば、地域相場の価格のようなものとなります。
「売出提案価格」は、不動産業者によっては、けっこうな違いが見られます。たいていは、”売主様の希望=高く売りたい”と捉えますので、査定価格以上の価格であることは間違いなく、「では上はどこまで?」といわれれば、業者次第となります。
では、「高額査定」といわれる場合は、どこの価格を見ているのでしょうか?
それは「売出提案価格」で、そのように言われていることが圧倒的に多いのです。
2.「査定が高い業者」と「普通の査定の業者」どっちがよい?
「売出提案価格」は前述した通りなので業者により価格提案は様々です。
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ここで、話の視点を業者目線に切り替えます。
不動産業者の主な利益は仲介手数料です。
仲介手数料は成功報酬なので、成約しなければ頂戴することはできません。
売主様より仲介手数料を頂戴する見込みを立てるためには、まずは「仲介の立場となる=媒介契約締結」の必要があります。それならば、どうしたら仲介の立場となり得るのか…
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話を戻しまして、
実は「売出提案価格」は、ビジネスであるがゆえに、各業者の戦略のもと、売主様に提案されることになります。簡単にいえば、売主様を他の業者にもっていかれないようにするために「高い売出提案価格」を提示しがちということです。
これについては、各業者において、ビジネスの一環として利益をあげるために戦略を立て実行しているだけなので、おかしなことをしているとは言いません。
実際に「高い売出提案価格」を提案されて、その業者と媒介契約を締結するといった例は数えきれないほどあります。
しかし、それが高すぎる提案価格であった場合はどうでしょう。
売主様は業者を変えるのにも手間がかかるので、そのままズルズルと言われるがままということが多々あります。
買い側も相場ぐらいはリサーチしてきていることが多いので、高ければ高いほど買おうとするお客様は少なくなります。
すると以下のようになります。
お客様が少ない → なかなか売れない → 価格を下げる → また下げると見られて様子を見られるからなかなか売れない → 価格を下げる → 販売期間が長いので評価が下がる(売残り、欠陥があるのか、人気がないのだろうなど)
時間もかかる、価格も下がる…売主様にとっては正に負のスパイラル…
いいことがありません。
もちろん、高すぎても売れるケースもあり得ますが稀です。
軽率に高い売出提案価格を鵜呑みにすると後で後悔することにもなり得ますので、お気をつけください。
高い査定の業者か普通の査者の業者か…
実はそれよりも重要視していただきたいことがあります。
それは、「信用のおける業者かどうか」、「頼りにしてもよい営業かどうか」です。
売出提案価格はあくまでも提案価格ゆえ、その価格が高かろうが低かろうが、売主様の希望だとお伝えいただければ、そのリスクの説明のもと媒介契約を締結することになると思います。よほど高い価格を言った際には業者から断られる可能性もありますが…
ですので、あなたが任せたいと思った業者にあなたが得た情報をもとにその業者が出した売出提案価格よりも高くても低くても「スタート〇〇万円で売り出してほしい」と伝えればいいのです。
価格について、あえて申し上げるとすれば、売出提案価格が現実的な範囲なのかどうかを何となくでもご想像くださればと思います。
例えば「自分だったらこの価格では絶対に買わない」といった価格は、高過ぎると思っていいでしょう。相手には物件に対して売主様ほどの思い入れ等ないからです。
いくら売出提案価格が高くても、その不動産業者がその値段で該当物件を買うわけではありませんよね。その価格をスタートに販売活動をスタートさせたいだけです。
業者を選ぶ際には売出提案価格だけでなく、信頼できるかどうか!
そして、不動産を高く売るためには適正価格で、3ヶ月程度がベスト!
大切な不動産の売却を任せても良いと思った業者に価格の件を含めてご相談なさってください。
3.サテマチのすすめ
『サテマチ』は不動産の売却にあたり、売主様と不動産業者をマッチングするサービスです。
一度の情報入力で複数業者の査定を受けられます
査定中は各業者の担当者とのやり取りはありません
サービスのご利用、各社の査定は無料
これらの特徴は一括査定とほぼ変わりません
しかし、一括査定とは異なる以下の特徴があります。
売主様に代わって査定依頼するというスタンス
機械的な送受信ではなく、宅建士の資格を有するものの人為的なサービス
宅地建物取引業の免許をもつ当社によるサービス
売主様からのご相談にも対応可能
本サービスから査定依頼を受けたときの不動産業者のモチベーションが高い
査定結果は当社を通して売主様にご連絡します
覚えのないメールやメッセージが届くことはありません
(特徴の詳細については、以下のボタンより、「サテマチの特徴をまとめてみました」をご覧ください)
前項で、以下のようなことを申し上げました。
業者を選ぶ際には売出提案価格だけでなく、信頼できるかどうか!
不動産を高く売るためには適正価格で、3ヶ月程度がベスト!
信頼できるかどうかは、いくつかの業者を比較する必要もあります。
適正価格については、当事者同士でなく第三者目線がほしいと思われる方もいらっしゃることでしょう。
どうしたらいいか迷われている方がおりましたら、ぜひともサテマチをご利用ください!
売却に関するご相談も随時受け付けております。
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